作品の魅力

後宮を舞台にした身分入れ替わりの恋愛ファンタジーである。中村颯希のライトノベルを原作とし、動画工房が制作を手がける。誰からも愛される雛女と疎まれる雛女という対照的な二人が入れ替わることで、互いの立場から見える宮廷の姿を描いていく。

あらすじ(ネタバレなし)

皇帝の後宮には、五家から選ばれた令嬢が皇太子の伴侶を目指して集う『雛宮』という場所がある。黄家の雛女・黄玲琳は、聡明で慈悲深い人柄から『殿下の胡蝶』と呼ばれ、皇太子・詠尭明をはじめ誰からも愛される存在だった。一方、朱家の雛女・朱慧月は、「悪女」と呼ばれて周囲から疎まれ、玲琳への劣等感を募らせていた。ある夜、慧月はひそかに身につけた道術を使い、玲琳と体を入れ替えてしまう。生まれ持った立場も境遇も一変した二人は、それぞれ相手の体と立場を抱えたまま、後宮での日々を生きていくことになる。

見どころ・印象的なポイント

立場が反転する入れ替わり劇

生まれつき病弱な玲琳と、道術を操る慧月。二人の体が入れ替わったことで、健康な体を得た玲琳と、周囲から疎まれてきた立場を背負うことになった慧月という、互いにとって不慣れな状況が生まれる。立場の逆転がもたらす二人の変化が、物語を動かす軸になっている。

皇太子・詠尭明と皇后・黄絹秀を取り巻く宮廷

皇太子である詠尭明は玲琳の従兄にあたり、皇后である黄絹秀は玲琳の伯母にあたる。血縁でつながる人々が集う後宮を舞台に、体を入れ替えた玲琳と慧月が、それぞれの立場でこの人間関係とどう向き合っていくかが見どころとなる。

milet とロクデナシが手がける主題歌

オープニングテーマは milet の「Sunny」、エンディングテーマはロクデナシの「ホウキボシ」である。オープニングの作詞・作曲は milet と野村陽一郎、エンディングの作詞・作曲は Eve が手がけている。