作品の魅力
琵琶湖を舞台に、人魚の王女と現代の高校生の出会いを描く恋愛×超自然作品である。キネマシトラス15周年記念のオリジナルTVアニメーションであり、人魚伝説というモチーフを現代の地方都市に接続する構成が特徴である。
あらすじ(ネタバレなし)
1777年、人魚の王ローワンの娘として生まれたララは、火事の船から人間の王子を救ったことをきっかけに彼へ恋心を抱く。魔女グレイスが調合した薬で人間の姿を得たララだったが、真実の愛を得られなければ海の泡となって消えるという代償を背負っていた。願いは叶わず、ララは姿を消す。それから200年余りが過ぎた2026年、朽ちた海の宮殿で眠っていたはずのララは、なぜか琵琶湖のほとりで目を覚ます。そこで出会うのは、「近江の稲妻」と呼ばれる女子高生ボクサー・大津茉里や、かつての王子の面影を宿す少年ルカだった。人魚の姫に与えられた、最後の生と恋の機会が動き出す。
見どころ・印象的なポイント
琵琶湖を舞台にした人魚伝説の再構築
人魚姫が人間になり恋に破れて消えるという古典的なモチーフを下敷きにしながら、舞台を現代の琵琶湖に置き換えている。海ではなく湖のほとりという設定が、伝説と現実の距離感を独特なものにし、キネマシトラス15周年記念作品としての作り込みを支えている。
ボクサー・大津茉里とララの出会い
「近江の稲妻」の異名を持つ女子高生ボクサー・大津茉里は、目覚めたばかりのララと関わりを持つことになる。人魚の姫と現代の高校生という、生きる世界がまったく異なる二人の関係がどう動いていくかが見どころである。
いきものがかりが手掛けるタイトル曲
オープニングテーマは、いきものがかりが歌う「さよならララ」である。楽曲名が作品タイトルと重なっており、物語のテーマと主題歌が強く結びついた構成になっている。エンディングはHana Hopeの「Hearts Glow」が担当する。




